亡きお父様へのまごころこもった丁寧なお供え膳2例
2018/01/19
いつもご投稿くださる、和歌山県在住の御寺族様からご投稿がありました。
毎回丁寧にお膳を用意なさる姿に頭が下がります。何ごともそうですが、一時期だけ熱心に取り組むことは誰にでもよくあることです。しかしそれを継続していくことはその何倍も難しく、逆に言えばそれだけ価値があるのです。そのため道元禅師も修行を継続していくことの大切さを強調しています。このように毎回丁寧なお供え膳を、無理なく自然体で用意なさるお姿を見習いたいものです。
御寺族様からは夏と秋に、2通のご投稿がありました。
○ご実家の亡きお父様にむけたお盆のお膳
白ごはん
茗荷とオクラのお味噌汁
人参、大根、じゃがいも、昆布、オクラ、がんもどきの煮物
冷や奴
茄子、ピーマン、人参の味噌炒め
丹波黒
きゅうりの浅漬けと紀州南高梅の梅干
蕨餅
はと麦茶
プルプルのわらび餅をデザートにしながら、暑い中はと麦茶で喉を潤す亡きお父様の姿が想い浮かぶようです。
○七回忌供養のお膳
秋口には七回忌の法要が行われたそうです。普段の料理も丁寧ですが、さらに手の込んだお膳で追善の孝を表されたようです。6年間はあっという間だったそうで、さまざまな想いをこめて作られたお膳を前に、亡きお父様も胸がいっぱいになられたことと拝察します。最高の親孝行だと思います。
きのこのお粥さん(まいたけ、しめじ、えのき)
なめたけのお味噌
里芋、いんげん、にんじんの煮物
椎茸ともやしの炒め物、すだちを添えて
みょうがと大葉の酢味噌和え
梅干しとお昆布
極早生みかん
ともに典座ネットの料理を参考にして下さったようでいつもながらありがたいかぎりです。
あらためまして、お父様の御冥福を謹んでお祈り致します。