令和元年八月盆のお供え膳
2019/08/14
このページでは必要なレシピだけを載せています。調理中カットや作り方のコツやポイントなどの詳細部分は典座ネットブログ令和元年8月盆の各記事をご参照ください。
令和元年八月盆 お供え精進料理膳
飯椀 カボチャご飯
汁椀 焼きナスのおぼろすまし汁
香菜 みょうがの味噌漬
平椀 焼き夏野菜のアボガドディップ
膳皿 精進味噌チンジャオ
高坏 胡瓜と柑橘の胡麻酢あえ
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○飯椀 カボチャご飯
1 お米2合を研ぎ、ザルにあげて20分ほどおいて吸水させます。
2 カボチャのワタを取り除きます。
3 カボチャ100g分をくし形に切り、身の部分はそのままスライスします。皮の部分は細く切ります。
4 薄揚1枚を縦半分に切り、横にして細切りにします。
5 蒸したとうもろこし100gを用意します。
6 1のお米に昆布だしを2合のラインより3ミリくらい下になるように注ぎます。
7 酒大さじ3、塩小さじ1/3、しょうゆ小さじ1を加えます。
8 具を釜に入れて炊飯します。
9 長めに蒸らした後、しゃもじで具を混ぜます。
10 枝豆50gを混ぜます。
○汁椀 焼きナスのおぼろすまし汁
1 ナス2本の身に沿って縦向きに4本ほど、外皮だけを切るくらいに皮に切れ目を入れます。
2 ナスを250度のオーブンで15~20分くらい熱して焼き茄子にします。
3 このくらい皮が焼けたらオーブンから出し、氷水に放って急冷させ、皮が冷えて触れるようになったら身が冷えないうちにすぐに皮をむきます。
4 ウメボシ5~6粒の種を取り除き、身の部分を包丁で何度も叩いてなめらかになるまでつぶし、梅肉を作ります。
5 鍋に昆布ダシ400mlを注ぎ、酒大さじ3、みりん大さじ1、しょうゆ小さじ2、あら塩小さじ1/4程度を加えて加熱します。
6 おぼろ昆布適量を用意し、うつわに3のナスを載せて上に4の梅肉をのせ、おぼろ昆布を添えます。
7 頂く際に5のすまし汁を注ぎます。
○香菜 みょうがの味噌漬
1 みょうが100g(5本程度)を良く洗って汚れや泥を落とし、水気を拭き取ります。
2 パットに並べ、塩小さじ1をふりまぶします。塩が全体に行き渡るように、5分おきくらいにしごいたりもんであげます。
3 小鍋に酒大さじ4、みりん大さじ2、砂糖小さじ2~3を加えてひと煮立ちさせてアルコール分を飛ばします。
4 みそ200gを加え、溶き混ぜます。味噌がよく混ざったら冷ましておきます。
5 クッキングペーパーでみょうがから出た塩と水気を拭き取ります。
6 みょうがを容器に移します。
7 さきほどの味噌が冷めたら容器に移してみょうがを完全に隠すようにして埋めます。1日くらい冷蔵庫で保存し、食べる際は味噌を軽くぬぐって取り除き、細切りにして盛り付けます。
○平椀 焼き夏野菜のアボガドディップ
1 カブ2玉を良く洗って汚れを取ります。
2 通常の大きさのカブの場合は1/4のくし形に切ります。茎は5㎝ほどの長さに切ります。
3 ズッキーニ100gを皮のまま5㎝くらいに切り、縦1/4に切ります。
4 ゴーヤ100gの種をスプーンなどで取り除き、厚さ1センチほどの輪切りにします。
5 プチトマト6個100gを良く洗います。
6 アボガド1/2個の種をとり、皮をむきます。
7 木綿豆腐50gとアボガド100gをフードプロセッサーに入れます。
8 小鍋で昆布ダシ大さじ4、酒大さじ2、みりん大さじ1、砂糖小さじ2を沸騰させ、アルコール分が飛んだら6のフードプロセッサーに加えて熱いうちに混ぜます。
9 2、3、4、5を250度のオーブンで10~15分加熱します。
10 熱いうちに盛り付け、8のディップを添えます。
○膳皿 精進味噌チンジャオ
1 干し椎茸3枚を120mlのお湯に3時間以上浸けて戻します。
2 ピーマン100gの種とヘタをとり、細切りにします。
3 人参50gを薄切りにした後寝かせてさらに切って細切りにします。
4 パプリカ100gを1のピーマンと同様に細切りにします。
5 糸コンニャク(つきこんにゃく)150gを3~5㎝ほどに切ります。
6 1でとったダシがらの椎茸3枚を細切りにします。
7 今回は細切りタケノコを加えました。
8 もやし100gを洗っておきます。
9 1の椎茸ダシに酒大さじ2、みりん大さじ1を加えます。
10 数日前に紹介したみょうがの味噌漬けでみょうがを漬け込んだ味噌を再利用します。(味噌漬けを作っていない方は普通の味噌をお使い下さい。なるべく塩気が少ない甘めの味噌をお薦めします)
味噌大さじ2~3を9に移し、良く溶き混ぜておきます。
味を見て砂糖小さじ2~3を加えます。味噌がしょっぱいようなら砂糖の量を増やします。
11 フライパンに油小さじ2を敷いて加熱し、のばします。
12 はじめに5の糸コンニャクと6の椎茸を炒めます。
13 コンニャクと椎茸に油が良く回ったら、3の人参、7のタケノコを加えてさらに炒めます。
14 水大さじ2に片栗粉大さじ1強を入れてよく混ぜておきます。
15 具に火がある程度通ったら、2のピーマンと4のパプリカ、8のもやしを加えます。ここから先はあまり加熱しすぎると、色と食感が悪くなってしまうため手早く進めます。
16 10の味噌ダレを加えて全体によく行き渡らせるようにサッと混ぜ炒めます。
17 火加減は強いままで14の片栗粉を少しずつ溶き加えて手早く混ぜます。
○坪 胡瓜と柑橘の胡麻酢あえ
1 大葉10枚を良く洗い、茎の部分を取り除きます。
2 大葉を数枚重ねてぐるっと丸めて筒状にし、巻いた面から細切りにします。多めの水に5分ほど浸けておきます。
3 胡瓜100gを薄い輪切りにします。
4 塩小さじ1/2をまぶし、全体によくからめてもみあげ、数分おいて塩がなじんだらさらにもむことを3回ほど繰り返します。
5 大葉の水を良く切って胡瓜のボールに混ぜます。
6 大葉をほぐすようにしながら胡瓜と混ぜ合わせ、さらにしばらくおいて胡瓜の塩気が大葉にも行き渡って大葉を柔らかくさせます。
7 グレープフルーツや甘夏などの柑橘系果物1/2個の皮をきれいにむき、なるべくなら房の形を壊さないように白皮をむきます。
8 しめじ50gの石突きを切り、熱湯でゆでます。
9 米酢大さじ2杯をボールに入れます。
10 6で混ぜ合わせた胡瓜と大葉をしぼり、染み出た汁を大さじ1程度、9の酢に加えます。
11 さらに8のしめじの煮汁を大さじ1加えます。
12 好みで、甘い酢にしたければ砂糖小さじ1杯を加えます。味を見て、ものたりないようなら塩を少し加えて調整します。
13 ザルにあげて冷ましたしめじを加えてよく混ぜます。
14 柑橘を加えます。
15 胡麻小さじ1~2を軽く炒って良くまぶし、うつわに盛って、いただく直前に12の合わせ酢を注ぎます。